・プログラミングを学ぶと将来どんな仕事に就けるの?
・プログラミングの専門職に就くために必要なスキルって?
・専門的な仕事に就くかはわからない…それでもプログラミングを学ぶことに意味はある?
プログラミングが習い事のひとつとして定着している現在、「プログラミングを習いたい!」と子どもに言われたことのあるパパママもいるはず。
人気の習い事であることはわかるけど、プログラミングを習うことで将来どんな風に役立つのかイメージできない…という方もいるのではないでしょうか。
プログラミングの習い事に興味がある、身につけたスキルを将来的にどんな仕事で活かせるのか知りたいという方は、参考にしてみてくださいね。
目次
プログラミングのスキルが必要な仕事5選
プログラミングに関する専門的な知識やスキルを身につけることで目指せる職業には、
・プログラマー
・システムエンジニア
・ゲームエンジニア
・Webデザイナー
・データサイエンティスト
などがあります。
IT技術の需要がどんどん高まる近年、どの仕事も将来性の高いものであることは間違いありません。
それぞれの仕事について、簡単にみていきましょう。
プログラマー
プログラマーは、プログラミング言語を用いてさまざまなシステムやソフトウェアを開発する仕事です。
作成するプログラムは、Webサイトやアプリ、銀行や保険会社などのシステム、家電に搭載されているシステムなど、業種によってさまざま。
また、システムを開発したあとは、機能の追加や修正をおこなうなど、メンテナンスにも関わります。
システムエンジニア
システムエンジニアは、システムの設計書を作成する仕事です。
システムエンジニアが作った設計書をもとに、プログラマーがシステムの開発をおこないます。
「こんなシステムを作って欲しい!」というクライアントの要求を丁寧にヒアリングしていくため、
プログラミングスキルはもちろんのこと、コミュニケーション能力も必須となる職業です。
ゲームエンジニア
ゲームが好きで、将来ゲームの開発に関わりたいという子どももいることでしょう。
家庭用ゲームやスマホのゲームアプリなどの制作に携わるエンジニアを、ゲームエンジニアと呼びます。
ゲームエンジニアはゲームの開発や改修を行うため、プログラミングスキルをはじめとした幅広い知識が求められます。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを行う仕事です。
サイトの見た目をよくすることはもちろん、訪れた人が使いやすいよう、機能性も考えてサイトをデザインします。
クライアントが求めるイメージを形にするために、デザイン力だけでなくプログラミングスキルも必要です。
データサイエンティスト
データサイエンティストとは、ビッグデータが集めたたくさんの情報を分析し、ビジネスに役立つ情報を抽出する、データ分析の専門家です。
データをもとに企業が抱える課題を見つけ出し、経営者の意思決定をサポートするなど、世界的にもその仕事の重要さが注目されています。
統計学や数学の知識があることはもちろん、データ分析にはPythonやRなどのプログラミング言語を必要とするので、 プログラミングの高い知識も求められる仕事です。
プログラミングを学ぶことはどんな仕事に就くとしても役立つ!
プログラミングを学ぶことで将来的に就ける仕事として、
・プログラマー
・システムエンジニア
・ゲームエンジニア
・Webデザイナー
・データサイエンティスト
などを挙げました。
現時点でこれらの仕事に就きたい!というはっきりした目標があるのなら、プログラミングを学ぶべきです。
しかし、具体的な将来の夢が見つかっていない、という子どもも多いもの。
うちの子は将来プログラマーやシステムエンジニアになりたいわけじゃないし、プログラミングを学んでも意味なさそう…
いえいえ、そんなことはありません!子どもの頃にプログラミングを学ぶことは、将来どんな道に進むとしてもきっと役に立つはずです。
プログラミングを学ぶことが子どもの将来に役立つのは、
・ITリテラシーが身につく
・論理的に考える力が身につく
・あきらめずに取り組む力が身につく
といった理由から。
順番にくわしく説明しますね。
ITリテラシーが身につく
プログラミングが将来役に立つのは、ITリテラシーが身につくからです。
いまやどの業界においても、IT技術に触れないことはありませんよね。
どんな職場でもパソコンやタブレットを使うことはあるでしょうし、ITスキルが高いにこしたことはありません。
プログラミングを学んでおくことで、パソコンやタブレットを正しく扱うITリテラシーが身につきます。
「パソコンの操作が苦にならない」というだけで、働きやすさは大きく変わってくるもの。
論理的に考える力が身につく
プログラミングを学び、論理的に考える力を身につけることも、子どもの将来を豊かにしてくれます。
そもそもプログラミングとは、コンピューターに指示を出すこと。
コンピューターは人間とは違い曖昧な指示では動かないので、思い通りに動かすためにどんな指示を出すべきか、順序だてて考えなければなりません。
プログラミングを学ぶ過程で、この「物事を順序だてて考える力=論理的思考力」が身についていくんですね。
あきらめずに取り組む力が身につく
プログラミングを学ぶことで、あきらめずに取り組む力も育ちます。
プログラミングは試行錯誤の繰り返しです。
コンピューターを自分でイメージした通りに動かすために、何度もプログラムを組みなおすこともあるでしょう。
そうした過程で身につくのが、粘り強く取り組む力。
あきらめずに物事と向き合う力は、勉強やスポーツにおいても仕事においても大事ですよね。
プログラミングを仕事にしたい!スキルはどこまで身につけておくべき?
将来的にプログラミングに関わる仕事をしたい場合は、子どものうちにどれくらいのスキルを身につけておくべきなのでしょうか。
プログラマーとかを目指すならコードを書けた方がいい?
ゆくゆくはコードを書くこともありますが、まだ小学生ならそこまでのスキルはなくても問題ありません。
小学生のうちに身につけておきたいのは、ブロックプログラミングを扱うスキル。
それも、ブロックプログラミングでゼロからゲームを作るスキルを養うことを目指しましょう。
《ブロックプログラミングでゲームを作る工程》
・どんなゲームを作るか考える
・考えた企画に基づいてブロックプログラミングでゲームを制作する
・おかしいところを修正する
・完成したゲームを発表する
こうした工程を経験することで、プログラミングの仕組みを理解することはもちろん、想像力や企画力、問題解決能力、プレゼンテーション能力なども育ちます。
基本的な考え方をしっかり身につけておくことで、より高度なテキストプログラミングにレベルアップする際もスムーズに進むはずです。
本格的なプログラミング言語の習得は、将来の目標がより具体的になってからでも遅くありませんよ。
プログラミングのスキルを身につける方法
子どものプログラミングスキルを身につける方法もさまざまです。
小学校でのプログラミング教育必修化も始まっていますし、家庭でのプログラミング学習の導入とするなら無料アプリやプログラミングトイなどの活用でも充分ですが、
小学生であれば、前述したようなブロックプログラミング(ビジュアルプログラミング)をメインにプログラミングを学ぶ教室がほとんどです。
また、プログラミング教室によって、ロボットプログラミングを専門にしていたり、ゲーム制作に力を入れていたりするスクールもあります。
子どもの興味や関心、将来の目標などに合ったプログラミング教室を利用できれば、スキルもぐんぐん伸びていくことでしょう。
まとめ
プログラミングの専門的なスキルが必要な仕事には、プログラマーやシステムエンジニア、Webデザイナーなどがあります。
また、プログラミングを学ぶことは、ITリテラシーや論理的思考力を身につけることにもつながります。
将来どんな仕事に就くとしても、こうした力は必要になってくるものです。
今は具体的な将来の目標が決まっていなくても、プログラミングで得たスキルは必ず子どもの役に立つはずですよ。