プログラミングで身につく論理的思考力って?子どもに与える3つのメリット!

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論理的思考力って何?どんなメリットがあるの? 
プログラミング学習で論理的思考力が身につくのはなぜ? 
論理的思考力を伸ばすにはどうしたらいい? 

プログラミング学習について調べていると、「論理的思考力」という言葉について目にすることも多いはず。 

論理的思考力とは、いったいどんな力なのでしょうか。 

また、子どもが論理的思考力を身につけることで、どんなメリットがあるのでしょうか。 

今回は、論理的思考力とプログラミングの関係や、論理的思考力が子どもにもたらすメリットなどについて解説します。 

論理的思考力とは 

論理的思考、あるいはロジカルシンキングという言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。 

論理的思考とは、物事がなぜそうなったのか、理由や因果関係を整理しながらひとつずつ筋道立てて考える思考法のことをいいます。 

つまり、論理的思考力は、物事を整理し順序だてて考える力のこと。 

論理的思考力が高いと、物事を正しく理解できるだけでなく、問題解決への道がクリアになります。 

勉強においても、ビジネスシーンにおいても、論理的思考力は重視される力なのです。 

なぜプログラミングで論理的思考力が身につくの? 

それでは、どうしてプログラミングを学ぶと論理的思考力が身につくといわれるのでしょうか。 

プログラミングとはそもそも、コンピューターを動かすための指示のことをいいます。 

コンピューターは人間とは違い、曖昧な指示では動きません。 

身近なコンピューターであるロボット掃除機を例にみてみましょう。 

ロボット掃除機が家の中をきれいに掃除してくれるのは、 

・スタートボタンで動作を開始する 
・直進する 
・障害物にぶつかったら方向転換する 
・上記を繰り返しながら部屋の形状を記憶する 
・掃除が終わったら充電ドッグに戻る 

といったような細かなプログラムが組まれているからです。 

「いい感じに掃除しといて!」といった指示では、決して動いてくれません。 

どうしたら思うようにコンピューターが動いてくれるか、順序立てて考え、最適な指示を出すのがプログラミングです。 

つまり、コンピューターを思うように動かすために考え、プログラミングする過程で、自然と論理的思考力が身についていくのです。 

論理的思考とプログラミング的思考の違いって? 

論理的思考と同じような思考法として、「プログラミング的思考」もあります。 

論理的思考とプログラミング的思考って一緒じゃないの?

似ているように思えますよね。でも微妙な違いがあるんです。

論理的思考は、物事を整理し、順序だてて考える思考法です。 

一方プログラミング的思考は、問題を解決するために順序だてて考えるだけでなく、より最適な方法を導き出すという思考法です。 

つまり、「論理的に考える」という点では一致していますが、「効率を重視するかどうか」が大きなポイントとなります。 

プログラミング的思考は、論理的思考の一部ともいえますね。 

プログラミングを学ぶことで、「もっとスムーズにコンピューターを動かしたい」「もっと効率のいいプログラムを組みたい」と考える場面もでてくるはず。 

そうした試行錯誤を繰り返す過程で、論理的思考力のみならずプログラミング的思考力も伸びてくることが期待できます。 

なぜ論理的思考力が必要なの?子どもに与える3つのメリット 

論理的思考力がどんなものなのか、なんとなくわかりました!でも、どうして子どもに論理的思考力が必要なんだろう?

子どもが論理的思考力を身につけることで得られるメリットには、次のようなものがあります。 

・問題を解決する力が身につく 
・伝える力が身につく 
・学ぶことが楽しくなる 

順番にみていきましょう。 

問題を解決する力が身につく 

論理的思考力が高くなると、問題を解決する力が育ちます。 

なにが原因となっているのか、どのような解決を目指すべきなのか、そのためにどうするべきなのか、順序だてて考え、解決しようと取り組むことができるのです。 

また、さまざまな視点から問題を見ることができるようになるので、複雑な問題でも冷静に取り組むことができます。 

「問題を解決する」というのは、勉強にかぎったことではありません。 

友だちとの関係や、習い事でうまくいかないなど、子どもが直面する問題はさまざまです。 

なにか困りごとがあった際にも、物事を順序だてて考えるクセがついていれば、自分の力で解決を目指せるでしょう。 

むずかしい問題に対しても「あきらめずに取り組む姿勢」も育ちますよ。

伝える力が身につく 

論理的思考力を鍛えることで、伝える力も身につきます。 

自分の考えを伝えるには、わかりやすく説明しなければなりませんよね。 

「わかりやすい」とはつまり、「情報が整理され、順序だてられている」こと。 

論理的思考力の高い子どもは、物事を整理し、順序だてて考えることができるので、必然的に説得力のある伝え方ができるようになります。 

伝える力が育まれれば、「話がまとまっていなくて、何が言いたいのかわからない…」なんてことにもなりません。 

受験や面接といったシーンで発揮できますし、友だちとのコミュニケーションももっと円滑になるはずです。 

伝える力だけではなく、相手の話を聞いて論理的に理解する「聴く力」も身につきます。
うまく人間関係を築いていくためにも、論理的思考力は役立つのです。

学ぶことが楽しくなる 

学ぶことが楽しくなるという点も、論理的思考力を身につけるメリットです。 

「どうしてだろう?」「なんでこうなるんだろう?」という考え方がクセづいている子どもは、わからない問題に対しても積極的に答えを見つけようとします。 

「わからないからあきらめる」のではなく、「わからないからこそもっと知ろうとする」んですね。 

自分で納得いくまで調べたり、自分なりの答えを見つけたりする過程で、知的好奇心が刺激されます。 

論理的思考力を身につけた子どもは、学習にも自分の意志で取り組めるからこそ、もっと学ぶことが楽しくなるんです。 

子どもの論理的思考力を育むには? 

子どもの論理的思考力を育むには、どうしたらいいのでしょうか。 

3つの方法について紹介します。 

積極的に会話を楽しむ 

論理的思考力を身につけるための簡単な手段のひとつが、親子で積極的に会話を楽しむというもの。 

その内容は特別むずかしいものじゃなくてかまいません。 

例えば、今日学校であったことや、読んだ本の感想などについて子どもと話してみるのです。 

相手にわかりやすく伝えるためには、自分の考えを整理する必要があります。 

それからどうしたの?」「どうしてそうなったんだろう?」と子どもに考えさせる受け答えを入れることで、物事を論理的に考える力が育まれますよ。 

自分で考えさせてみる 

子どもはわからないこと、疑問に思うことがあると、大人に「なんで?どうして?」と聞いてきますよね。 

ついつい「○○だからだよ」と教えてしまいがちですが、すぐに答えるのではなく、「どうしてだと思う?」と自分で考えさせてみるようにしましょう。 

本を読んで一緒に調べたり、図書館や博物館に足を運んだりと、答えにたどりつくまでの過程で、子どもの考える力がどんどん育まれていきます。 

自分で考えてから得た知識は、子どものなかに定着しやすいというメリットもありますよ。 

プログラミングなどの習い事を活用する 

プログラミングなどの習い事を活用するのも、論理的思考力を育むのに効果的です。 

子ども向けのプログラミング教室では、むずかしいコードを用いることはありません。 

ビジュアルプログラミング:Scrach(スクラッチ)

ビジュアルプログラミングと呼ばれる、直感的な操作でプログラムを組める学習ツールを用いたり、ロボットを製作して動かしたりと、 

プログラミングのスキルや論理的思考力を楽しく身につけられる仕組みが備わっています。 

まとめ 

論理的思考力とは、物事を整理し、順序だてて考える力のことです。 

論理的思考力が身につくことで、問題解決力や伝える力が育まれたり、学ぶことに積極的になったりといったメリットがあります。 

勉強や人間関係の構築において、論理的思考力を身につけておくことは、きっと子どもの助けになるはず。 

普段の生活から取り組めることもあるので、できることから始めてみてくださいね。 

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