・プログラミング検定って小学生も受けた方がいい?
・検定の内容は?初心者でも合格できる?
・プログラミング検定を取得するメリットって?
子どもがプログラミングの学習を始めると、どれだけスキルが身についてきたのか気になりますよね。
また、具体的な目標がないままプログラミング学習を続けることに子どもが飽きてしまわないか、心配に思う方もいるかもしれません。
そこで活用したいのが、プログラミングのスキルをはかるプログラミング検定です。
プログラミング検定はいまや小学生向けのものもあり、プログラミングの力がどれくらいあるか知るためのひとつの指標となっています。
目次
プログラミング検定って?
プログラミング検定とは、その名の通りプログラミングのスキルを評価する検定のことです。
受験者の年齢や使用する言語ごとに、さまざまなプログラミング検定があります。
資格を有することでIT分野での就職に有利になりますし、年収アップなどにもつながることから、
これまではIT分野に関わる人たちの間で利用されてきました。
小学生向けのプログラミング検定の内容は?
プログラミング検定はさまざまな企業が主催していますが、レベル別で複数の段階を設けている検定がほとんどです。
いくつかある段階のうち、レベルや難易度の低いものが小学生向けのプログラミング検定となります。
小学生向けのプログラミング検定では、ビジュアルプログラミングのスキルを問われるものが主です。
その内容としては、
・Scrach(スクラッチ)などを用いて実際にプログラムを制作する
・プログラミングに関する基本的な知識をテストする
といったもの。
実技や筆記でプログラミングスキルをテストするんですね。
すでにより高度なプログラミングスキルを身につけている場合は、javaなどのテキストプログラミングで行われる検定に挑戦することもできます。
小学生でも受けられるプログラミング検定は、
・ジュニアプログラミング検定
・プログラミング能力検定
・日商プログラミング検定
・ロボット検定
など。
それぞれによって検定の内容や費用、受験会場なども異なるため、子どものレベルや得意分野にあったプログラミング検定を探してみてくださいね。
小学生がプログラミング検定を受けるメリット
小学生がプログラミング検定を受けるメリットとしては、
・プログラミング学習のモチベーションが上がる
・自分のスキルを客観的に知ることができる
・中学受験で有利になるケースがある
といったことが挙げられます。
順番にみていきましょう。
プログラミング学習のモチベーションが上がる
小学生がプログラミング検定を受けるメリットのひとつが、プログラミング学習のモチベーションが上がるということ。
大人でも子どもでも、目標がないまま何かに取り組み続けるのはむずかしいですよね。
プログラミング学習も同じで、「○○できるようになりたい!」といった目標がなければやる気がなくなってしまうこともあるでしょう。
ほかの習い事であれば、「発表会で成功したい」「試合で勝ちたい」といった目標が見つけやすいのですが、 プログラミングはわかりやすい目標が立てにくいという側面もあります。
(※もちろん、なかには制作物を発表する機会などを設けているプログラミング教室もあります )
資格取得を目標に掲げることで、モチベーションを維持してプログラミング学習に励むことができるはず。
ただ“なんとなく”プログラミングを学ぶより、ずっと意味のある学習時間となるのです。
自分のスキルを客観的に知ることができる
プログラミング検定の受験は、自分のスキルを客観的に知るうえでも役に立ちます。
いってみれば、テストでの点数のようなものですね。
ほかの学習にもいえることですが、自分がどれだけ理解できているかを知ることは、効率よく勉強を進めるためにとても大切です。
苦手なところや理解が足りない部分がわかれば、そこを重点的に学ぶことができますよね。
中学受験で有利になることも
プログラミング検定を取得することは、中学受験で有利になるというメリットもあります。
2024年1月現時点では、プログラミング検定合格者を優遇しているのは都市部の一部の私立中学のみです。
八王子実践中学
相模女子大学中学部
浜松開誠館中学
愛知真和学園大成中学
智辯学園奈良カレッジ中学部 …など
しかし、今後プログラミング教育がより重視されるとともに、検定合格者を優遇する中学校は増えてくるとも考えられますよね。
英検のように、中学受験において広く取り入れられるようになるかもしれません。
また、特別な優遇措置がなくても、プログラミング検定を取得していることは願書にも記載できます。
プログラミングを学んでいるのなら、プログラミング検定を取得しておいて損はないのです。
小学生がプログラミング検定合格を目指すための勉強方法って?
それでは、小学生がプログラミング検定での合格を目指すためには、どのように 勉強すればよいのでしょうか。
・参考書やアプリで勉強する
・プログラミング教室に通う
この2つの勉強方法について簡単にみていきましょう。
参考書やアプリで勉強する
子ども向けのプログラミング参考書やアプリは数多くあります。
こうした参考書やアプリを使って勉強することで、プログラミング検定の合格を目指すことは充分可能です。
特に低年齢向けの検定であれば、プログラミングスキルのないパパやママでもサポートすることができるでしょう。
プログラミング教室に通う
「忙しくてプログラミングの勉強に付き合ってあげられない」「教えられる自信がない」
そんな場合は、プログラミング教室に通って勉強するのがおすすめです。
子ども向けのプログラミング教室では、プログラミングに関する基礎的、実用的なスキルを学んでいきます。
プロの指導が受けられるので、間違った解釈で勉強を進めてしまう心配もありません。
また、独学で勉強するとどうしても「プログラミング検定に合格すること」だけが目標となりがちです。
プログラミング教室で講師や友達と一緒に学ぶことで、プログラミング学習がより楽しいものになるというメリットも。
プログラミング検定に合格するためだけの勉強ではなく、本当に子どものためになるプログラミング学習ができるんですね。
プログラミングと楽しく向き合い、子どもの可能性を広げるという意味でも、プログラミング教室に通うことは大きな意味を持ちます。
まとめ
小学生がプログラミング検定を受けることは、プログラミング学習へのモチベーションを高める、中学受験で有利になるといったメリットがあります。
ただし、プログラミング検定に合格することだけを目標としてしまうと、プログラミング本来の楽しさを見失ってしまうことも。
子どもがプログラミングを学んでいるのは、資格を取るためだけではありませんよね。
「論理的思考力を高めたい」「プログラミングスキルを磨いて将来に役立てたい」といった大きな目標があるのではないでしょうか。
プログラミング検定はあくまでもプログラミング学習をより深めるための過程のひとつとしてとらえ、
プログラミングを学ぶ本来の目的を忘れずにいてくださいね。
1 件のコメント