【子どもの習い事】プログラミングで身につくスキルは?コードは書ける? 

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プログラミングを習い事にしたらどんなスキルが身につく? 
実践的なコードは書けるようになるの? 
プログラミングを習っても意味ない? 

「プログラミングスキルを身につけるために子どもをプログラミング教室に通わせたい!」 

そんな思いから、子どもの習い事にプログラミングを選ぶ人も増えてきています。 

プログラミングができるようになったら子どもの将来の選択肢も広がりますし、学校でのプログラミング教育の対策もできますよね。 

しかし、プログラミングを習い事にすることで身につくのは、プログラミングスキルだけではありません。 

この記事では、子どものプログラミングの習い事でどんなスキルが身につくのか、また、どれくらいのレベルのプログラミングスキルが身につくのか、解説します。 

子どもの習い事としてプログラミングが人気上昇中! 

子どもの習い事でプログラミングというと、少し前まではマイナーなイメージもあったはず。 

しかし、小学校でプログラミング教育が必修化となったことなどから、「プログラミングの習い事に興味がある…」という家庭も増えてきました。 

実際に、2023年にトレンドリサーチが行った「将来子どもに習わせたい習い事」のアンケート調査では、プログラミングは男の子で7位、女の子で8位にランクインしています。 

参考:日本トレンドリサーチ 

プログラミング教育が今後さらに浸透していくとともに、子どもの習い事にプログラミングを選ぶ家庭ももっと増えてくるはず。 

プログラミングはまさに、人気上昇中の習い事なのです。 

プログラミングを習い事にしたらプログラムが書けるようになる? 

プログラミング教室に通ったら、プログラムを書けるようになるんですよね?

たしかに期待してしまいますよね。 
しかし、小学生のプログラミング教室ではプログラムを書けるようなレベルまでは至らないのが一般的です。

勘違いされがちですが、小学生でプログラミングを習い事にしたからといって、プログラムが書けるようになるわけではありません。 

というのも、小学生の段階のプログラミング教育では、プログラムを書けるようになることを目的としているわけではないから。 

プログラミングはあくまでも手段で、プログラミングをする過程で身につける「プログラミング的な考え方」が重要なのです。 

実際のレッスンでは、ビジュアルプログラミングと呼ばれる、視覚的なブロックでプログラムを作成するツールを使います。 

簡単なプログラムを「組める」ようにはなるものの、実際にコードを書くことはないのです。

(※スクールのレベルや子どもの実力によっては、小学生でプログラムを書くこともあります) 

プログラミングを習い事にしたらどんなスキルが身につく? 

プログラミングを習い事にしてもプログラムを書けるようになるわけじゃないのか…

そんな風にがっかりすることはありません! 

なぜなら、プログラミングそのものに関するスキルよりも、プログラミングを学ぶ過程で身につくスキルこそが、プログラミングを習い事とする本質ともいえるからです。 

【プログラミングの習い事で身につくスキル】 
・コンピューターリテラシー 
・論理的に物事を考える力 
・粘り強く問題解決を目指す力 
・コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力 

順番にくわしくみていきましょう。 

コンピューターリテラシー 

コンピューターリテラシーとは、パソコンやスマホなどの機器や通信ネットワークについて正しく理解し、活用するスキルのことをいいます。 

「プログラミングを習い事にすればパソコンに強くなる」というのはイメージしやすいですよね。 

コンピューターで欲しい情報を検索する 
マウスやキーボードを正しく操作する 
アプリやメールを活用する 

などのスキルは、コンピューターリテラシーの一例です。 

プログラミング教室では、パソコンやタブレットなどのデバイスを用いてプログラミングを学んでいきます。 

レッスンを通して、パソコンやタブレットを正しく使いこなすスキルが自然と身についていくのです。 

家でもタブレットを使っているし、プログラミングを習わなくてもコンピューターを使いこなせるようになりそうだけど…

そんな風に思う気持ちもわかります。 

近年のコンピューターは機能性が高く、直感的に操作できますし、吸収の早い子どもたちならあっという間に使いこなせそうな気もしますよね。 

しかし、本当にコンピューターを“正しく”使えているかどうかはわからないもの。 

IT化がますます進むこれからの時代、将来どんな道に進むとしてもコンピューターに関するスキルは必要になるので、 
今のうちにプログラミング教室で正しい知識を身につけておくことには大きな意味があるのです。 

【メモ】 
近年よく耳にするようになった言葉に「ITリテラシー」がありますが、コンピューターリテラシーはこのITリテラシーを構成するひとつのスキルでもあります。 

ITリテラシー…情報技術(IT)に関する知識を理解し、正しく活用する力 

情報技術がどんどん発展していくなか、現代人にとってITリテラシーは必須となるスキル。 
コンピューターリテラシーを身につけることは、ITを正しく活用していくための第一歩ともいえます。 

論理的に物事を考える力 

プログラミングを習うことで論理的に物事を考える力が身につく、と聞いたことがある方も多いはず。 

論理的に物事を考える力、つまり論理的思考力とは、物事を体系的に整理し順序立てて考える力のこと。 

学校教育においても論理的思考力は重視されており、入試などで論理的思考力を問う問題も増えてきています。 

ではなぜプログラミングを習うことで論理的思考力が身につくのでしょうか。 

そもそもプログラミングとは、コンピューターに実行してほしい指示を出すことです。 

コンピューターは人間ではないので、曖昧な指示では動きません。 

思い通りにコンピューターを動かすには、手順を順序だててひとつずつ正確に指示する必要があります。 

つまり、プログラミングをすることは、論理的に考える訓練になるのです。 

プログラミングをする過程で、論理的思考力が身についていくんですね。

粘り強く問題解決を目指す力 

粘り強く問題解決を目指す力も、プログラミングを習い事にすることで身につくスキルです。 

プログラミングによって自分の意図したようにコンピューターを動かすのは、そう簡単ではありません。 

コンピューターに複雑な動きをさせようとするほど、プログラムもむずかしくなっていきます。 

プログラムを作成 ⇒ コンピューターの動きを確認 ⇒ おかしなところを修正 

というプロセスを何度も繰り返すこともあるでしょう。 

うまくいかなくても、「どうすれば思い通りの動きをプログラムできるのか」とあきらめずに取り組むことで、 困難な状況でも問題の解決を目指す力が身につきます。 

ネバーギブアップ精神は、勉強やスポーツ、就職といったあらゆる場面で子どもの力となるはずです。

コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力 

プログラミングを習い事にすることで身につくスキルには、コミュニケーション能力プレゼンテーション能力もあります。 

プログラミング教室によっては、グループで課題に取り組む時間を設けていることもしばしば。 

複数人でひとつの課題に取り組むには、自分の意見をわかりやすく伝え、相手の意見をしっかり聞くことが必要ですよね。 

こうしたコミュニケーション能力は、学校生活でも社会に出てからも必要となります。 

特に日本人はディスカッションに慣れておらず、自分の意見をはっきり伝えることが苦手な人も多いはず。 

子どもには自分の意見を言えるようになって欲しい!」と思う方も多いでしょう。

プログラミング教室でのクラスメイトとのやり取りを通して、きちんと自己主張する力や、相手の意見に耳を傾ける力が養われるのです。 

また、プログラミング教室の中には、制作物を発表する機会を設けているところもあります。 

自分の作ったプログラムの特徴やポイントを発表することで、プレゼンテーション能力も磨かれます。 

まとめ 

プログラミングを習い事にすることで、プログラミングスキルにとどまらず、さまざまな力が伸びていきます。 

【プログラミングの習い事で身につくスキル】 
・コンピューターリテラシー 
・論理的に物事を考える力 
・粘り強く問題解決を目指す力 
・コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力 

どのスキルも、子どもたちのこれからの人生において必ず役に立つはず。 

プログラミングは、「これからの社会をよりよく生きていくためのスキル」が身につく習い事なのです。 

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